やまもとの日記2004

スタッフご紹介

Back to Index


10月13日(水曜日)

天気悪い日続いてヤだな。台風いったのにな...。


8月25日(水曜日)

 『ぬらりひょんが来たんだ!』興奮しててんちょが話しだした。『ぬらりひょんに3975円奪われた!』『ぬらりひょんって妖怪のですか?』『あれは確かにぬらりひょんだ...』わけがわからないけど、きっと何かの集金じゃないかと思われた。『見ろ。これが領収書だ!「金は確かにいただいた。ぬらりひょんより」って書いてあるだろ?』確かに領収書の金額は3975円となっている。しかし、ぬらりひょんという言葉はどこにも書かれていない。繊維研究新聞と書いてある。...『ああ....、ぬらりひょんですね。...』...てんちょが壊れていく。集金に来る人はすべて妖怪に見えるようなのだ。やばいやばいホントにやばい。


8月22日(月曜日)

 『恐い夢をみたんだ...、恐いだけじゃないそれはとても重要な夢なんだ....』開店した後、てんちょがそう話しだした。『へえぇ、どんな夢です?』喋りたそうだったから聞いてやったのだ。ホントは興味なかったんだけどね。『カツアゲされたんだ。9596円カツアゲされたんだ!』てんちょは興奮して言った。『正確な金額ですね。へんだな、よく覚えてますね。夢なのに...』『そうなんだ。それが不思議なんだよ。...でも確かに9596円なんだよ。細かい金額だけど、9596円以外考えられないんだよ。9696じゃだめなんだ。それはアデランスのクログロだし...』『ホント不思議ですね。昔のいやな記憶じゃないですかね?九千五百九十六円、ですか?....誰かにカツアゲされたことがあるとか...』『いいや、そんな記憶はない!』『誰です?...その夢の中では、誰にカツアゲされたんですか?』『...それが、誰だかわからないんだよ。ぼんやりしてて誰だかわからないんだ。ヤンキー風でもないし、ジャイアンとかゴリライモってんでもないんだよ。もっとやさしくて上品な感じなんだよ。恐い人ってわけじゃないんだよ。ただ雰囲気が恐いんだよ。うまく言えないけど、影の雰囲気が恐いんだよ。で、そいつがお金有りますか?って言うから一万円渡したんだ。...恐いからさ。...そしたら、おつりですよって、404円くれたんだよ。領収書もつけてさ...』『....なんですかそりゃ?へんなカツアゲですねぇ』
『それは正夢ですよ』突然、低い声が店内に響いた。入り口を見るとヘルメットを被ったおじさんが立っていた。『6月分ですが、9596円になります。(内消費税が457円です)』ヘルメットの正面には赤文字で「TEPCO」とある。『ははー』とてんちょが平身低頭、1万円札を差出し、夢のとおり404円のおつりと領収書を受け取った。「TEPCO」は『今回は6月分。...次は7月分ね。今度はもっと恐い夢見るぜ!ちゃお!』と言い残し出ていった。


8月11日(水曜日)

 無益だろうが無為だとしても地球は確実に回っているわけで、立秋過ぎて夜は涼し。ヒグラシは腹部が空洞で共鳴室になっているらしいから、生きてる楽器というか楽器として生きてるんじゃないかって思ったりもする。摂理とか自然界の法則とか自分の中にもそういうの感じる時ってあるよね。In the lap of the Gods...


8月4日(水曜日)

ごろんごろんって、洋品店の床は冷たくて気持ちいいね!

静止しています。


7月17日(土曜日)

 あついなぁ。暑い。来月の電気代がこわい。去年の夏とは大違いだね。スッッゲーあつい。...その割に夏物売れないみたいだね。業界紙読んでも、好調なのは一部のお店だけらしい。セシルマクビー?よく知らないけどさ。たいしたモン無いのにね。古着屋さんはどこも不調らしいよ。アロハなんか全然ダメらしい。ワンピも着てる人少ないものね。でもね。これからが勝負だね。古着屋は。そろそろみんな流行りものに飽きてくるころだからさ。ユニクロにあるようなハーパンももう終わり。また面白いものつくるから、よろしくね!


7月4日(日曜日)

 近所のam.pmがいつのまにか無くなっている。立地の悪い所だったから、なんだか親しみがあり、よく行ったものである。がんばってるなって思わせてくれた。同胞だな、お互いなんとかやっていこうよっって感じだったんだ。そのapが無くなったのはかなり淋しい。大店舗法の改正や規制緩和で大型スーパーが年中無休、24H営業、深夜営業を始めたのがひびいているんじゃないかな。駅前の立地でない限り、コンビニというものがその利便性を失うのは必至だと思う。開いてて良かった!っというだけではもう通用しない。ちょっとした乗り物があれば24H営業のスーパーへ行くことができるじゃない。セブンで150円のサントリーウーロン茶もマックスバリューで買えば98円だもんね。大型スーパーが年中無休24H営業あたり前になれば、もうセブンもローソンもATMやコピーの利用場所でしかなくなるんじゃないかな。コンビニは衰退していくんだろうな。確実に淘汰されていくんだ。同じ商品であれば薄利多売の大手だけが生き残るという構図なのだよ。経済が復興してきたとは大手企業の上の方だけで、末端の流通業界には届かない。我孫子洋品店は今年はホントにヤバい。売れない。お客が来ない。でもね。不況や政府のせいにはしたくない。自由経済の国なんだろ?...客が来ないのは店に魅力が無いからだ。売れないのも商品に魅力がないからなのだ。やはりどう考えてみてもそういうことなのだ。


7月3日(土曜日)
七味の日。
お客さんはたったのひとりだけ。
さみしいね。


6月17日(木曜日)

 夜になり、ひさしぶりにサミーが来たんだ。サミーはMの店でトランペットを吹いている。『かっこいいシャツは入ったかい?』今夜のサミーはウィングチップを履きグレーのリネンのパンツに淡いピンクのストライプシャツを合わせ、頭にはちょこんとオリーブ色のベレーをのせている。今夜もやっぱりかっこいいのだ。『ビターなヤツかい?』とてんちょが接客をはじめた。『ビター?.... うん、ビター。確かにそれもいい。....それもいいが、今夜はうんとスウィートなのがいいな』『そうかい?それじゃ、これはどうだい?』と白地のリバティプリントのシャツを薦めたのだ。『おお、なかなか甘い香りがしてるじゃないか!こりゃスウィートどころかメロウだな!熟してるぜ!』『サイズもアンタにぴったりだし、ビタミンCが普通のより256倍は入ってるんだぜ!』『そりゃすげえ!そうかい。それじゃ、今夜はコイツをいただこうか!』『まいど!...3,900円』サミーは尻のポケットから一万円札を取り出し、『つりはいらねえよ、袋もな』とシャツを手に取り夜の街に消えた。接客時間ぴったり60秒。サミーは今夜もMの店でペットを吹くのだ。


6月12日(金曜日)

懐かしい友が来る。

3年ぶりだろうか。

何にも知らなかったようなんだ。

...悲しい出来事を伝えるのはとても辛い。

スカッと晴れて欲しいなあ...。


6月9日(ロックの日)


足し算はうれしいけど、引き算はきらいだよ。

だって何かが減るのってとってもさびしいもの...。

引き算はきらいなんだよ。


6月3日(木曜日)

午後、なかなかやるお客さんが来た。
そのお客さんがしゃがんで1本のジーパンを広げてじっと見ていたので、試着しますか?と聞いてみたのだ。
『.....』
無言のまま動かない。止まっている、このお客さん、止まっている。そんな感じ。...かるく咳払いしてもう一度聞いてみる。
『薄い色の501をさがしてるんですよね?』
ふっと微かに笑ったように思えた。
『今日のオレは閉じてるかな?』
『は?』
『...閉じてるように見えて実は開いていたり、...開いているのに実は閉じてるふりをしている自分がいたりするんだ...』
『あの、何言ってンのかよくわかんないんですけど、とりあえずそのジーパン試着してみますか?』
『閉じている自分を知ることで開いていることを自覚する場合もあるんだ。オレは今どっちかというと、どうだろうな、....閉じてんのかな、開いてるのかもしれないけど、それを感じることができない、それが今のオレなのかもしれないし...』
『31インチでいいのかな?じゃ、まぁ試着してみましょうよ...』
お客さんが立ち上がった。チャコールのカーゴパンツをはいている。
『あっ...』
『どうしました?』
『やっぱり今日のオレは開いていたんだ....』
見ると、カーゴパンツのジッパーが開いている。そうかそうか、そういうオチだったのか.....。なんだか負けたような気がした。


5月9日(日曜日)

今年の連休はヘンだ!

天気が悪いせいか、売り上げが例年を遥かに下回る。

我孫子撤退案も持ち上がる。

やばいやばい、問題は山積み。

スカッと晴れてくんないかなぁ....。

とりあえず、

七味さんの背中に顔をうずめる。

...ふがふが...

xxxxxxx


5月2日(日曜日)

今日は寒かったなぁ....
冷たい風がぴゅうぴゅう店に入ってきちゃってさ。
半袖シャツいっぱい仕入れちゃったけど不安だなぁ...


4月25日(日曜日)

対話。

近くに誰もいない事を確認してから声無き一言。


七味さんのコトバは生きるヒントとして遥かに他の識者を凌駕している。


4月14日(水曜日)

 『七味ちゃんと一緒に、手賀沼で散りゆく桜を見てきたの....』と、ずぶ濡れになったさいじゅんが震えながら話しだした。『それでね、七味ちゃんをダッコしてたら急に強い風が吹いて、七味ちゃんが風に飛ばされて沼に落ちちゃったの。....で、ぶくぶく沼の底に沈んじゃって...。そしたらね、水の中から髪の長いおじいさんが現われて「今おまえが沼に落としたのは金の七味ちゃんか?銀の七味ちゃんか?それともホントは真っ白なのに汚れて真っ白には見えない七味ちゃんか?」って言ったの。だからあたしはこう言ったの。「私が落としたのは金の七味ちゃんでも銀の七味ちゃんでもありません。私が落としたのはホントは真っ白なのに汚れて真っ白には見えない七味ちゃんです。お願いです!七味ちゃんを助けてください!」...そしたら「おまえは意外と正直なヤツだな。よしよし、金と銀の七味ちゃんも付けてホントは真っ白なのに汚れて真っ白には見えない七味ちゃんを返してやろう!」というわけで金と銀の七味ちゃんをもらったの.....』ということなのだ。

金の七味ちゃんと銀の七味ちゃん

金の七味ちゃんと濡れてホントに真っ白になった七味ちゃん....


3月11日(水曜日)

麗らかな日和

♪うらら♪うらら♪うらうらで♪

白い毛むくじゃらの生き物が、背中をアスファルトに擦りつけている。

気持ち良さそうだ。

...なので、僕もやってみた。

...背中を擦りむいた。

ヒリヒリして痛い。


3月3日(粋曜日)

 Tシャツのプリントやらジャケットのリメイクや染色、展示会、発注となんだかんだと忙しいぞ!ひさえちゃんもさいじゅんも日記書いたから一応僕も書いたのだ。ひさびさの日記。さぼり過ぎました。ごめんなさい。明日は帽子の展示会。


1月24日(土曜日)

 今日はチキリヤの新作カタログが届いた。3月に発売されるものだ。見ているだけで春の気分。たくさんは仕入れられないけど、かっこいいの注文するよ!待っててね!
 夜は誰も来ない。この頃はこんな夜が続く。.....みんな家にこもってるのかなぁ?あ、学生は試験だね。勤労者は早くあったかい家に帰りたいよね。しょうがないね....。もうすぐCA4LAの春物帽子が入荷するよ!


1月11日(日曜日)

今日は風が冷たかったなぁ....。
でもさ、七味さんが外に出なくて安心だ!
人通りも少ないし、大いにケッコーじゃないの....。
星もきれいだったしね。

洋品店はあったかいよ!


1月9日(金曜日)

 モラトリアムという言葉の意味を間違えているような気がしてきた。単純に言えば猶予期間。広辞苑にあるエリクソンとかいう人の定義では『人間が成長して、なお社会的義務の遂行を猶予される期間。また、その猶予にとどまろうとする心理状態。』
 社会的義務ってなんだろう?税金を払うってことだろうか?でも、幼稚園児だって消費税払ってるしな....。法律を守るということだろうか?でもな、かーっ、...ぺっっ、って道端に痰吐くおっさんもよく見かけるし、そんな男子高校生もウチの店の前歩いてるよ。軽犯罪法違反じゃん!車から吸い殻すてるオトナ、不法投棄じゃん!
 学校を卒業したら就職してどっかの会社の社員になって、厚生年金や保険の一部を会社に負担してもらって、背広のラペルに社員バッジつけてるのが『社会的義務の遂行』なのだろうか?
ピーターパンシンドロームなんてコトバもやっぱりわけがわからない。『成長したくない』ってことがわからない。『オトナになりたくない』ってのがわからない。どういう成長のコト?どのオトナ?どんなオトナのコト?
 シンデレラコンプレックスは、なんとなくわかるけど.........


1月8日(杢曜日)

 店のドアが風で吹き飛ばされそうだったから直した。営業時間の立て札の釘が錆びていたからステンレスのに打ち直した。やっぱり7年も経つとガタがくるなぁ。で、ちゃんと修理すれば大丈夫!どんな嵐にも耐えちゃうよ。春のアラシ楽しみだねぇ。今夜は満月!おいしそうな色で満ちてあふれてこぼれそう....。


1月6日(火曜日)

今日はホントは定休日

でもね、お店開けたよ

てんちょ帰ってきたし

七味さんもかわいいよ

きなこのにおいしたよ

なんでかなぁ?.........


過去の日記

2002.1-3 2002.4-6 2002.7-12 2003.01-12
2001.1-3 2001.4-6 2001.7-9 2001.10-12
2000.1-2 2000.3-6 2000.7-9 2000.10-12
1999.1-2 1999.11 1999.12

   


GO TO INDEX

Abiko-Yohinten(C)1996.1998.2001.2k02

All Rights Reserved.